2020年3月の「今」

3/31  火曜日

くもり  8℃/4℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売、食品加工会社)、ネギ調整、キャベツ収穫調整、畑見回り、各種機械整備、圃場管理作業、ネギ定植準備

 2019年度末、今日は1日曇。この寒さは明日まで続き、明後日からはまた春がやってくる予報です。

 

 今日でいよいよ2019年度が終了します。当園では生産面、人材面、あらゆる角度から大きく変化のあった1年間でした。ちょうど1年前には人の出入りが多くメンバーが日によって安定しないことも多かったですが、季節を追うごとに安定的にスタッフが定着し今では抜群の精鋭となっていること、年度末2・3月に入って新型コロナウイルスの影響から学校が休校となり給食用の野菜の出荷に苦戦し、結果的に新たな取引先の皆様と出会うことが出来たこと等、多くの課題と向き合い、その都度大きく成長することが出来たように思います。

 

 新年度は、コマツナ、サツマイモ、キャベツをそれぞれ去年の2倍以上生産します。また、近隣の農家と連携し、東京都内に新しい出荷先を検討、瑞穂町を東京都内の一大生産地とするべく取り組みを始めようと考えています。生産面、組織として等、まだまだ始まったばかりで課題の多い当園ですが、培った技術と若く素直な力を駆使し、新年度も東京で農業の大きな可能性に挑戦していきます。

 

 

 

 


3/30  月曜日

くもり  12℃/3℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売、JA)、ネギ調整、カブ収穫調整、圃場周辺管理、育苗灌水

 今日は昨日の降雪の影響から朝の出勤時間を遅らせて出勤しました。東京、多摩地域では未だ屋根の上には降り積もった雪が残っており、昨日よりは気温が上がったものの、この寒さは明後日水曜まで続くようです。

 

 今日は年度末ミーティング。ネギの調整作業、圃場管理作業などの必要な業務は親川君、小寺君にお願いし、2019年度の振り返りと、2020年度の目標設定の為に多くを事務の時間に割きました。

 

 この1年で近藤ファームを取り巻く環境は大きく変わりました。

 生産量、メンバー、作業方法、多くのことが変わった中で、一番良かったことはこの1年で出会ったスタッフが、当園でイキイキと活躍してくれていることです。小寺君は入学のため、親川君は研修のためあと10日程度の出勤となりますが、それぞれのスタッフがそれぞれの目的意識を持ち農業と触れ、当園での活動を通して成長していく姿に日々感動し続けています。

 

 今、コロナウイルスの影響もあり、日本、世界の人々を取り巻く環境は大きく変化しています。そんな中、もちろん給食の停止などの難しい課題に直面することもありますが、1人1人のスタッフが目的意識ややりがいを持って働いてくれるこの環境恵まれた環境に大変感謝が尽きません。新年度もより多くの人々の幸せに貢献していけるような組織を目指し、一つ一つの課題、一人ひとりのお客様、スタッフと丁寧に向き合って精進していきたいと思います。


3/29  日曜日

雪  5℃/2℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売)、ネギ調整、ネギ播種、事務

 今日は昨晩から続いた雨が早朝から雪へと変わり、出勤直後から積もり始めて午後まで降り続きました。暖かかった日々から一転、今年一番の積雪量がこんな春に来るなんて・・・。外出自粛要請が出ている関東にとっては強制的に外出することが出来なくなったため良かったとも思いつつ、無事帰ることが出来るのかを心配しつつ一日働き切りました。

 

 今日は瑞穂農芸高校1年生、山谷君・八木君。福士君の園芸科三銃士がそろい踏みでの出勤。山谷君は去年の9月から来てくれているのでもう半年。学校の野球部でもキャプテン候補のようで、立派にリーダーを務めてくれています。1月から来てくれている八木君、先週から来てくれている福士君もそれぞれ得意な作業が出来てきており、当園の定番作業であるネギの調整も上達してきて、エースが一気に続出する喜びに日々震えています。

 今日は昨日までに大量に収穫していたネギの調整作業とネギの種まきがメイン。間もなく入社2年目となる遠山さんの指導の元、八木君が種まきをメインに、山谷君福士君がネギ調整をメインに頑張ってくれました。

 新年度2年生になる彼ら3人は卒業までの残り2年間在籍予定。この2年のうちにどれだけ成長していくのか、今から楽しみでいっぱいです。


3/28  土曜日

曇時々晴 20℃/8℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売)、育苗灌水、ネギ収穫調整、町民農園整備最終確認、ネギ播種

 今日は雨予報が夕方以降にずれ込んだため運良く一日外作業が可能で、昨日に引き続き大量にネギを収穫することが出来ました。東京はこの週末外出自粛要請

が出ており、日に日に感染者数も増加の一途を辿っています。学校の再開は予定通りに進める、との話でしたが、各大学が新学期をGW後からと設定している動きもあることから、もう少し様子を見て出荷先を判断していきたいと考えています。

 

 今日明日で今季最後のネギの種まきを行っています。今季の種まきも、2020年度に当園で生産予定の27トン分と、販売用苗とで合計40トン分程度撒きました。今日撒いた種は6月頭に定植予定で、これから2か月程度ガラスハウス内で育てていきます。このネギが出荷されるのはちょうど1年後。ネギは畑の上には8ヶ月ありますが、種まきから数えると出荷まで1年かかる品種もあり、つまり農家はネギを育てることを年に1度しか経験できない。そして、そんな重大な責任のかかることだからこそ、自己の責任で生産した場合にしかしっかりとした知識が根付きづらい。このことが農業技術向上、農業技術を伝えていくことの難しさとなっています。

 

 


3/27  金曜日

くもり時々晴  20℃/8℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売、病院)、ネギ収穫調整、キャベツ定植、コマツナ播種、定期面談、育苗灌水

 今日は過ごしやすい気温でしたが、太陽が顔を出すのは時々で、基本的に曇空でした。明日が雨で明後日が雪、月曜火曜を挟んで水木にも雨予報と、畑がなかなか乾かない一週間が見込まれることから、今日明日で大量にネギを収穫しておく必要があります。

 ネギは畑が濡れていると土が付着しやすく、また、ネギ自体も柔らかく折れやすくなるために収穫しづらい状態になり、収穫にもその後の調整にも時間がかかるようになってしまいます。そのため、畑が乾いているうちに収穫をして置き、次に畑が乾くまで持ちこたえる、ということが高品質かつ効率的に出荷するために必要な工程です。

 先日の都知事の会見以来やはりスーパーに人が殺到しており、平日とは思えない販売数が続いています。その分も込みで収穫するため、今日明日だけで1.2トン程度の収穫を見込んでいます。

 そんな中、収穫機に不具合がありました。定期的にチェックはしているものの、機械は年に数回は不具合があるもの。今季は珍しいことに根葉切機、皮むき器と続いてネギの調整に必要な機械全てで1度不具合がありました。来週業者の方に点検を依頼する予定です。

 

 また、先週に引き続きキャベツの定植を行いました。今後も週1のペースで収穫時3トン程度を予定している量のキャベツ苗を定植していきます。1度にまとめて定植を行わない理由は、収穫時に一気に収穫に追われ出荷に困る、ということを防ぐ目的です。週にそれぞれを毎週定植し、収穫時には10日から2週ずつかけて出荷していく予定です。(写真は先日の定植時のものです)


3/26  木曜日

快晴  20℃/6℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売)、ネギ収穫調整、ネギ定植準備・定植、育苗灌水

 今日明日はしっかりと気温が上がり暖かな春模様です。

 昨晩東京都知事から発表があり、東京都民に外出の自粛要請が出ました。当園は空気の通りの良い環境で働いていることはもちろんですが日々変化する野菜を扱っているためにテレワークというわけにもいきません。それどころか、出荷が出来なくなると近隣の食卓に影響が出てしまうことから、いつも以上に一生懸命に働いている次第です。

 

 外出自粛要請が出た影響から、今朝から近隣スーパーへ買い物客が殺到していました。当園が出荷しているネギについても、今日明日の二日間で大きな需要が見込まれるため、いつもは一日当たり100キロ程度の調整量であるのに対し、今日は300キロ程度と久々に沢山の量を調整しました。東京でのコロナウイルスの大蔓延の瀬戸際である今、近隣の皆様がネギによって免疫力を高めるお手伝いが出来るよう頑張ってまいります。


3/25  水曜日

快晴  15℃/1℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売)、ネギ調整、ネギ定植準備、事務

 今日は昨日より少し気温が上がり、風も収まってきました。明日明後日は暖かくなるようですが、土曜日に1日雨予報、日曜日には雪予報が出ています。この週末を乗り越えていかに免疫力を落とさなか、が新年度に向けた最後の課題になりそうです。

 

 昨晩の発表でついにオリンピックが延期になりました。今回の多くの影響を経て来年に向けた対策が生まれることを願いつつ、4月から始まる子供たちの学校生活、国内外の経済状況にこれ以上の影響が出ないことを祈るばかりです。

 

 2020年度秋冬出荷のネギの定植が明日から開始となります。それに向けて畑に溝を掘っています。この溝にネギを定植し、山から少しずつネギに土を寄せて育てていく作業がまた今年もスタートとなります。今回は収穫時2~3トン目標に育ててきたネギ苗を植えます。


3/24  火曜日

快晴  10℃/2℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売、病院)、ネギ収穫調整、事務、カブ収穫、育苗灌水

 今日は1日風が強く、外での作業が多い私たちとしては気温以上に寒さを感じる一日でした。

 

 気温の乱高下が激しい日々が続いておりますが、先日定植したキャベツが無事に土と活着(かっちゃく)していました。種まきをし、育苗トレイで育てたキャベツを定植しているため、根と土とが活着するかどうかが畑に植えてからの第一の関門です。一定の水分量、日光が必要となるため、なるべく雨予報の近くで定植し、その後晴が続くと確実性が高まります。

 キャベツにとって次の関門は鳥害や雑草、害虫等の自然との闘い。暖かくなるにつれて増えてくる雑草害虫に負けずに育つよう、小まめな除草を心がけ、鳥の攻撃を受ける場合には対策をとります。

 

 今週末に第2弾の定植も控えています。6月の東京都内全域の給食での収穫&出荷に向け、成長を随時お届けしていきたいと思います。


3/23  月曜日

快晴  15℃/7℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売、企業食堂、JA)、ネギ収穫調整、ネギ・キャベツ定植準備、事務

 夏日だった昨日から10℃気温が下がり、今日は冷たい北風とともに過ごしました。

 

 コロナウイルスの影響で給食がなくなったことから当園では病院や老人ホームなど新規のお取引先と出会うことが出来、あり難いことに大変ご協力いただいております。先日からお取引させていただいている青梅慶友病院様は今週で3週目、週に1度は注文を下さり大変ありがたいです。JAにしたまでも今週60キロほど購入いただき、今月は皆様のご協力のおかげで無事に予定通りの出荷量を出せそうです。ありがとうございます。

 

 政府からは現在の一斉休校について4月からは更新しない見通しが発表されており、自治体ごとの判断になりそうですが4月からは少しずつ学校が再開されそうで、準備してきた野菜についても何とか見通しが立ち安心しております。

 

 今日は先日の続きのキャベツの定植準備と、今週末に定植する予定のネギの定植の準備を行いました。半年以上先の収穫出荷を見越して育てていくネギ。これから時期に合わせて肥料撒きや草取りを行い、夏の暑さや台風に負けないか心配を重ねながら、無事に育っていくよう祈りながら定植を行います。


3/22  日曜日

快晴  25℃/10℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売)、ネギ収穫調整、事務、圃場管理

 水曜日位から続いている暖かさもどうやら今日までの様子です。明日には最高気温が10℃位下がる予報が出ており、東京では水曜までは15℃以下になる見通し。雨予報がなくなったのが救いですが、またしても体調管理の大敵・気温差がやってくるため皆で乗り切っていけるよう一人一人にいつも以上に睡眠を摂るよう訴求しています。

 

 今日も昨日に引き続き瑞穂農芸高校1年(春から2年の)八木君のネギ調整トレーニングです。昨日は久々の出勤で、久々の運動に体の調子を見ながら収穫、調整を行いましたが、今日は作業方法を1から確認し、不安点などを細かくケア。ネギ調整のメインである根葉切、皮むきの両方について昨日よりも2倍以上のスピードで裁けるようになり驚いています。

 

 また、山谷君、八木君の同級生で友人の福司君が体験に来てくれました。八王子市で市民農園を借りて学校だけでなく個人的にも農業に触れている彼は農家体験等でいろいろな農家に行っていたらしく初めてとは思えない手際のよさでした。4月からアルバイトで来てもらうことが確定し、当園一同新学期を楽しみにしています。

 

 また新しい仲間が増えた近藤ファーム。若い吸収力に負けず、日々多くのことを吸収して頑張っていこうと思います!


3/21  土曜日

快晴  22℃/10℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売)、ネギ収穫調整、コマツナ管理作業、圃場管理作業

 今日も1日暖かな春の陽気でした。最高気温は20度近くまで上がり、1日気持ちよく働くことが出来ました。

 

 今日はコロナウイルスの影響で休校となっている瑞穂農芸高校の八木君が久々の出勤でした。同じ園芸部の先輩で先日高校を卒業した小寺君とともにネギの調整を頑張ってくれました。コロナウイルスの状況も加味し、高校生メンバーには昨日までは休んでもらっていましたが、高校の方でも今週から少しずつ登校日があるそうで、今日からアルバイトも再開としました。

 

 今日は4月から収穫予定のコマツナの管理作業を行いました。好天続きの影響もあり、着実に育ってきています。何とか4月か通常通りの授業が再開され、東京都内の子供たちに届けることが出来るよう、ウイルスの影響が収束していくことを祈るばかりです。


3/20  金曜日

快晴  18℃/10℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売、食品加工会社)、ネギ調整、コマツナ播種、キャベツ定植準備、ネギ播種、事務

 春分の日。この数日見事に春の到来を感じており、春分の日をこの時期に定めた昔の日本人はすごいなあと肌で感じています。

 

 3連休に合わせてベイシア青梅インター店へのネギの出荷が佳境。コロナウイルスの影響で給食がなくなり、暖冬の影響で生育が早まっていることもあってネギを廃棄しなければいけない可能性を感じていた3月の初週。そこから病院、老人ホーム、ベイシアでの安売り展開と、なんとか出荷量としては当初の予定通り出荷できそうで安心しています。病院、老人ホーム共に継続的に取引を実施していけそうなことから、コロナウイルスの影響を悪影響だけでなく一つ良い方向に向けられたとも感じています。

 

 昨日のキャベツの定植に引き続き、また近日中に植えるための下準備を行ってきました。キャベツの定植前には、肥料を播いて耕耘し土の状態を整えることはもちろんですが、定植&生育方法には各農家によってやり方に違いが出ます。当園では穴あきマルチを敷き穴があいている部分にキャベツを植えます。この方法によって雑草によって生育が邪魔されることや、余分に雑草取りを行うことを防いでいます。


3/19  木曜日

快晴  21℃/4℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売)、ネギ収穫調整、キャベツ定植、キャベツ圃場管理作業

 春分の日前日、東京は完全に春に突入した模様です。最高気温21度、作業によっては汗をダラダラ流しながら行いました。

 

 当園は日々7時~15時前後まで働いておりますが、最近は前半(11時ごろまで)にネギの収穫と調整、後半に種まきや圃場管理、定植作業などを行っています。

 今日も前半はネギ。明日からの3連休、ベイシア青梅インター店では1日当たりのネギの販売数が500袋位見込まれており、3日で約500キロのネギの出荷が必要となります。現在日々150キロ前後の調整で賄っているためこの数日はもう少し多めの調整が必要となり、ネギの収穫調整が日々のベースの仕事になっています。

 

 後半はキャベツの定植作業。1月に種まきを行った今年第一段のキャベツを定植してきました。気温、風の強さ共に心地が良く、一度の定植での最高記録を達成しました。今日植えたキャベツは6月に学校給食へと出荷する予定で、2トン以上採れる見込みです。何とか無事に子供達が学校に通えていることを信じ、これから大きく育てていきます。


3/18  水曜日

快晴  18℃/3℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売、病院)、ネギ収穫調整、カブ畑管理作業、圃場管理作業(除草、耕耘、肥料撒き)、ネギ播種

 いよいよ今日から春がやってきました。春分の日を今週金曜に控え、もう天気予報から最高気温15度を下回る日がなくなりました。東京では明日は20℃の予報が出ており、ようやく訪れた春に心が躍っています。

 本来ならこの気持ち良い天候の中お出かけにいそしみたいところなのですが、コロナウイルスの猛威はいまだ終息の気配がありません。西多摩地域で生産され、卒業式・入学式で使われるはずだった花が届きました。野菜もそうですが、種は植えたら必ず目が出るわけでも、すぐ大きく育つわけでもありません。時間と労力がかかってようやく商品となります。この時期に向けて用意してきた全国の花農家が今危機的な状況にあるそうで、今後休校が続けば給食用の生産者のダメージも大きくなっていきます。今は各所で最前線で戦う人たちを信じ、懸命に乗り越えていきたいと考え日々頑張っています。今日も先週から取り組んでいる病院への出荷がありました。今回を危機として終わらせることなく、チャンスに変えていけるよう、今が正念場です。

 

 時期遅らせることになっていたエースの親川君の北海道研修の日程が決まってきました。当園としては4月まで一緒に働いてもらえることが心強く、そして彼にとっても北海道研修が無事決まって本当に良かった。残り約1か月、共に頑張っていきます。


3/17  火曜日

快晴  9℃/0℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売)、コマツナ調整、ネギ収穫調整、ネギ肥料撒き&耕耘、事務(新年度目標作成)

 今日も快晴、しかし気温が低く北風が冷たい1日でした。天気予報を見るに、明日から完全に春になる様子で、明日からを楽しみに最後の冬を乗り切りました。

 

 今日は久々の小寺君。先日無事に瑞穂農芸高校を卒業しました。コロナウイルスの影響で縮小された式だったそうですが、健康に卒業を迎えられて本当に良かった!大学校の入学式の時期が少し遅れたそうで、4月一週目までは来てくれる予定です。

 

 今日も畑の管理作業とネギの収穫調整作業がメインです。春になり暖かくなってくるこの時期。ネギやキャベツ等種まきにも追われていますが、同時に農家の天敵も芽をだし始めます。そう、雑草です。これから収穫に種まき、定植と忙しくなることが分かっているからこそ、今早い段階で雑草の芽を摘むことが大切です。今週は全畑を見回し、小まめな除草を行っていきます。

 

 ベイシア青梅インター店でのネギが好調です。2本98円と、普段では信じられない安さでお届けしています。この価格でお届けできるのも今だからこそです、この機会に是非当園のネギをお試しいただき、免疫力とともに安心安全な生産を通してできた野菜に触れて頂ければと思います。


3/16  月曜日

快晴  12℃/2℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売、企業食堂)、コマツナ調整、ネギ収穫調整、町民農園整備、育苗灌水、キャベツ収穫

 今日も昨日に引き続き快晴。しかし午後からは強風で、明日までは寒さが続く予報です。

 

 1月末から取り組んできた瑞穂町民農園の整備事業が本日完了しました。3年に1度の整備は、残差や資材の回収から始まり、耕耘、ゴミ捨て、耕耘、区画割りと行ってきました。4月からまた町民の皆様が気持ちよく使えるように丁寧に整地を行いました。前回の整備事業からまる3年、メンバーも生産量も規模が全く異なる状況となり、月日が経つのを感じられました。次回3年後にはどんなメンバーで、どんな規模で農業に取り組むことが出来ているのか、楽しみは広がるばかりです。

 

 


3/15  日曜日

快晴  12℃/1℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売、地域飲食店)、コマツナ調整、ネギ収穫調整、圃場管理作業(耕耘、土壌管理)、ネギ播種、キャベツ収穫

 昨日の雨雪は一日で収束し今日は青空が広がりました。北風が強く寒さを感じますが、晴れるとハウスの中は暖かいので作業のしやすさが大きく変わります。

 

 今日は先日採り切ったカブのビニールハウスの土壌管理です。この畑は4月からキュウリを育てる予定。そのため、キュウリが育つのに適した土壌の状態を作らなければなりません。今日は畑を耕し消毒する作業。今後肥料を播いてキュウリ向きの土を作っていきます。作業性の観点と収量の増減の激しさから今年は生産量を減らしたキュウリですが、当園ではJGAP認証取得野菜。給食に限らず新しく出荷先として増えた病院や老人ホームへの出荷も検討し、高品質なキュウリをより多くの人に喜んで食べて頂けるよう頑張って準備に取り組んでいます。

 

 週末から価格を下げたベイシア青梅インター店に出荷しているネギが、破竹の勢いで売れています。これまでの10倍に届く勢いで売れ始めたため、この3月に来て今年度でも一番に近いネギ調整の佳境を迎えました。先日から出荷させていただいている病院、老人ホームでの好調も相まって、今週からは1.2トン/週間の量で出荷していく予定。終息の目途が立たないコロナウイルス対策としても免疫力の向上は必須。この機会に地域に沢山のネギをお届けし、地域の免疫力向上に寄与したいと思います。


3/14  土曜日

雨時々雪  7℃→1℃

~本日のスケジュール~

コマツナ収穫調整、出荷(小売、老人ホーム)、ネギ調整、キャベツ播種

 今日から火曜日までは寒の戻り。特に今日は朝の気温が一番高く、時間が経つにつれて気温が下がり雪になるという、底冷えする寒さを感じる悪天候。今年ほとんど降らなかった雪を横目に収穫、調整、播種を行いました。

 

 今日も先日出荷した老人ホームの理事長の紹介で新しい老人ホームにネギを出荷させていただきました。給食の出荷がなくなったことを心配してくださる皆様の暖かさに、コロナウイルスで物理的な距離感が遠い今、むしろ人の暖かさを感じることが出来ています。ありがとうございます。このご縁に感謝し、年間を通して地域の高齢者の皆様にも質の良い野菜をお届けしていくことが出来るよう頑張ってまいります。

 

 コマツナが今日で採りきりとなりました。当園の保冷庫で保管しこの週末から週明けにかけて出荷していきます。今年のコマツナは非常に成長が早く、予定していたよりも沢山の量を収穫することが出来ました。3月は給食に出すことが出来なかった点は残念でしたが、小売その他での需要の高さに気づくことが出来、周年で作り続けるにあたって売り続けていける自信がついたことが非常に良かったです。

 次のコマツナは、2週間程度空いて4月の頭からの出荷を予定しています。無事学校が再開し都内の子供たちに届けられることを信じつつ、この3月で出会った新しい皆様にも継続的にお届けしていけるよう精進し生産してまいります。

 


3/13  金曜日

快晴  18℃/5℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売、病院、老人ホーム)、ネギ収穫調整、ネギ苗管理、育苗灌水、コマツナ調整、コマツナ播種、町民農園整備

 今日も快晴。明日は雨の予報なので、外の畑でやりたいことは今日中に進めておきたいところ・・・。

 朝イチでネギを沢山収穫し、いつも以上にネギを調整しました。そして今日から、ベイシア青梅インター店でのネギを値下げしました。理由は、給食への出荷が減ったことで少し余剰が出そうであることと、地域のより多くの方にネギを多く食べて頂くことで免疫力の向上に貢献し、コロナウイルスへの予防や春から元気に活動していただけることに少しでも寄与したいとの思いからです。

 

 また、今日から病院への出荷と、先日出荷した老人ホームからの紹介で新しい老人ホームへと出荷してまいりました。地元の野菜をどんどん使っていただくべく、新年度に向け今月は新しい卸先を青梅方面で探していく予定です。

 

 大量に生産してきたガラスハウスのコマツナですが、この週末から来週頭位を目途に採り切ります。次回は別のハウスに移動となり少し時期が空くため、ベイシアの定番コーナーも一時お休みとなります。毎年この時期に作ってきたコマツナですが、今年は給食がなくなったにもかかわらず予定していたよりも早く、予定したよりも多く出荷することが出来ました。地域でのコマツナの需要に気づけたことと、新しい取り組みを始められたことが凄く良かったため、引き続き今月末ごろからのコマツナでも今回の良かった部分を活かしていきたいと考えています。


3/12  木曜日

快晴  15℃/5℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売)、コマツナ収穫調整、ネギ収穫、カブ・コマツナ圃場管理作業、町民農園整備

 昨日よりは少し気温が低いものの、今日も暖かな日差しの下働くことが出来ました。北風が吹いており来週には雪予報が出ており、この週末から来週にかけてまたネギ需要が高まる予感がしています。

 

 今週頭から新しい品種を出荷しているネギ。品種が変わると出来も違うもので、先週までの品種は太さが特徴的な出来でしたが、新しい品種は長さと締まりがウリです。

 一般的に長ネギ(=白ネギ)で食べられるのは白い部分ですが、今回の品種(羽緑一本太)は、この白い部分が長く引き締まっているのが特徴です。見た感じの太さに対して重量が重く、引き締まった中に水分と肉厚さを備えた食べ応えのあるネギが出来ました。

 

 昨日初めて出荷した青梅市の老人ホームに引き続き、明日は青梅市の病院へのネギの出荷が決まっています。瑞穂町内でも、社会福祉協議会を通して老人ホームに数件問い合わせを始めており、いよいよ新年度の新しい取り組みが始まった感覚にワクワクしています。ネギは世代、地域や使い方を問わず幅広く食される野菜です。このネギを切り口に、東京産・瑞穂町産である地域性を活かして当園の野菜をより多くの地域の方にお届けできるよう取り組んでまいります。

 


3/11  水曜日

快晴  20℃/11℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売、老人ホーム)、コマツナ収穫調整、ネギ調整、育苗灌水、町民農園整備、圃場耕耘

 今日は4月後半並みの暖かさ、午前中から1日晴れわたっていました。

 今日はお試しで近隣の老人ホームにネギの出荷を行いました。地域で生産した野菜を地域で消費してもらう取り組みは給食、小売店、企業食堂等取り組んでまいりましたが、老人ホームとの取り組みは初めて。より幅広い世代、より多くの方々に東京・瑞穂町の農産物を食していただき、東京農業の認識の向上と、年々生産量が加工している日本全体の農業が少しでも元気になる一助として、新年度はより多くの可能性を探っていきたいと考えています。

 

 

 1月末から取り組んできた瑞穂町民農園整備もいよいよ終盤。掃除をし、土の洗浄を行い耕した畑を区画分けしていきます。

 全ての区画分けが済んだら左木札を設置し完了。新年度からまた3年間使っていただけるようになります。

 3年に一度地域貢献作業として取り組んでいる町民農園の整備も今回で3回目。めったにやらない作業で迷いながらも、あと2日程度で完了予定です。


3/10  火曜日

雨  13℃/4℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売)、ネギ調整、コマツナ収穫調整、ネギ機械整備

 今日は1日雨でした。東京では全体で一時大雨になり、気温よりも寒い1日でした。

 

 2月に播種したキャベツの種が芽を出して大きく育っています。早ければ来週、遅くとも再来週には定植予定です。

 現在週1程度で播種(種まき)を行っており、4月1週目まで行う予定です。今週末からはネギ、キャベツの定植(苗の畑への植えつけ)が始まり、4月にはキュウリとトマトの定植を挟み、5月2週目くらいまでは毎週定植していきます。

 キャベツは定植から2~3か月後の5・6月から、ネギは定植から半年後の8・9月から出荷できる予定です。


3/9  月曜日

快晴  18℃/5℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売、企業食堂、食品加工会社)、コマツナ収穫調整、ネギ調整、町民農園整備

 今日は10時ごろから気温がぐんと上がり、最高気温18度まで上がりました。しかし春の陽気もつかの間、明日は1日雨の予報が出ています。

 

 小規模で食品加工会社用に出荷してきたキャベツもそろそろ収穫を終えます。瑞穂町内でも暖かい地域で生産していること、この冬が暖冬だったこともあり珍しく3月まで出荷し続けることが出来ました。次のキャベツは2月に種まきをし来週定植をする品種で、早ければ5月ごろから収穫期を迎えます。新年度のキャベツはこれまでの約2倍生産予定です。今はコロナウイルスの影響もあり休校が続いていますが、春から再開することを信じ、そしてより多くの東京の子供たちの健康を支えていくことが出来るよう安心安全なキャベツを心を込めて生産していきます。

 

 上の写真は4月に出荷予定のカブです。葉っぱが大きく成長してきてこれから実が大きくなっていくところです。カブは日々の水やりも必要なく比較的育ちやすい野菜ですが、このまま順調に成長していけるよう日々のチェックが肝心です。

 


3/8  日曜日

雨  7℃/3℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売)、コマツナ収穫調整、ネギ収穫調整、カブ収穫調整

 今日は一日冷たい雨。明日からはまた気温が上がるようで、今週は天候の変化が激しい予報が出ています。体調を維持していくことに必死な一週間となりそうです。

 

 1月末から採り続けてきたビニールハウスでのカブが今日で採りきりとなりました。1トン程度を予定していた収量も終わってみれば1.4トンと大きく収量を伸ばし、また、初めて挑戦した八王子市給食への出荷も上手く進められたため、カブの新たな可能性を感じられる最高の結果となりました。次のカブはまた別の圃場のビニールハウスで育てていますが、今回の良かった点を踏まえ悪かった部分を反省し良い生産を心がけていきたいと思っています。

 

 今週は明日から町民農園整備の大詰めが始まります。1月末から取り組んできた瑞穂町民農園の整備も、あとは個々の区画ごとにロープで区切り杭を刺しておしまい。3年ごとに請け負っている整備事業ですが、3年前前回と比べると、メンバーも取り組みも全く異なる当園。3年後にはどのようなメンバーで請け負い、どのような仕事が出来ているのか大変楽しみです。

 

 町民農園整備を今週末までに終えると、

・キャベツの定植

・ネギ、キャベツ、コマツナ、カブの播種

・ネギの定植

が代わる代わる4月の初週まで続き、その後キュウリとトマトの定植を行います。

 新年度から生産量を増加させたため、いつもより多くの仕事を進めていますが、大きな遅れもなく、各野菜も見れていてここまでは順調に進めてこられました。しかし、4月からメンバーが入れ替わることや、新型コロナウイルスの流行で給食がなくなっただけでなく日々体調管理に追われていること等、まだまだ気を抜くわけにはいきません。

 新年度、春からまた東京の子供たちが元気な生活を送ることが出来るように、今は最高の準備を心がけています。


3/7  土曜日

曇時々晴れ  9℃/4℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売)、ネギ収穫調整、コマツナ収穫調整、育苗灌水

 今日は昨日から風は落ち着きましたが、陽の出ている時間が少なく肌寒い一日でした。夜から明日にかけては雨が降るようで、明日は一日寒そうな天気予報となっています。

 

 各種野菜の種まきが続いています。種が発芽するためには必要な3要素があります。酸素、水、温度のそれぞれが適した状況でないと種が発芽することはありません。また、発芽後大きく育つためには日光や水が必要であるため、状況に応じて適量の水を与える必要があります。

 このほかにも、雑草は土の栄養分を盗んでいってしまい野菜が大きく育ちづらくなるために除去しなければならなかったり、適切な肥料与えないとそれぞれ1個1個が大きく均等に揃わなかったりと、条件を整えて発芽させた後も様子を見て生育をサポートしていく必要があります。

 

 2月に種まきを行ったキャベツの苗が大きくなってきており、いよいよ来週からは畑への各野菜の定植が始まります。育苗トレイを離れ畑で生育する場合にも、虫害、鳥害や獣害、天候の影響を大きく受けるため、畑に足を運び、様子を観察し続ける必要があります。このように、ネギであれば8ヶ月強、キャベツであれば4、5カ月以上は小まめに面倒をみていき、ようやく収穫し東京の皆様の食卓、給食に並んでいます。


3/6  金曜日

快晴  14℃/4℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売)、育苗灌水、コマツナ収穫調整、ネギ収穫調整、カブ管理作業、圃場管理(肥料撒き、耕耘)、ネギ畑管理作業

 今日も昨日に続き日差しが強く空は真っ青でしたが、一日強い風が吹いていました。

 

 最近は収穫調整の他に新年度に向けた種まきや圃場の整備等が加わり、コロナウイルスの影響で給食向けの出荷がなくなったとはいえ忙しい日々を送っています。

 

 今日の出荷でネギ「夏扇4号」は出し切り、明日の出荷から「羽緑一本太」に変わります。今朝収穫してきましたが、これまでの品種に比べて中身が詰まった重みのあるネギが出来ており、持ったときに見た目以上に重みのある良い出来栄えとなっています。明日よりベイシア青梅インター店の定番コーナー、ジョイフル本田瑞穂店内ジャパンミートの地場産コーナーにて販売しますので、違いを感じて頂ければ幸いです。

 

 また、12月に定植したネギにかけていた青パオパオを回収しました。防寒対策でこれまでネギを守ってくれていた青パオパオも、暖かな春を迎えて役目を終えました。これからはより日光を浴び、6月7月の出荷に向けてグングン成長していきます。


3/5  木曜日

曇のち晴  13℃/4℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売、食品加工会社)、コマツナ収穫調整、ネギ調整、ネギ播種

 昨日の寒さから一転、今日は昼前から太陽が出て暖かな一日でした。毎日「昨日の天気と打って変わって」「一転」こんな書き出しが続いていますが、本当に体調を壊さないのが不思議なくらいで、これは睡眠とネギのおかげであると日々感謝が尽きないです。

 

 昨日「ネギの品種が変わります」とお伝えしましたが、今日がこれまでの品種「夏扇4号」の最後の調整作業。夏扇4号は夏の暑さの中でも育ち、冬の寒さを経て尚太くなる品種で、今年は全作付けを通して生育が良く、給食センターや。小売りの店頭での大変好評でした。天候が良かったことや管理作業に力を入れることが出来たことなど良かった要因はいくつかありますが、新年度以降でも、安心安全であることはもちろん質の向上を探求していきたいと思います。

 

 かかってしまった場合に特効薬のないコロナウイルスへの具体的な対策は、やはり免疫力を高めてウイルスに負けない身体づくりをすることに越したことはありません。質の良い睡眠とバランスの良い食事、適度な運動が身体を作ってくれます。特にネギは免疫力の向上にうってつけの野菜ですし、鍋やみそ汁は身体を温めてくれます。是非意識してネギを手に取る1か月にしていただけると幸いです。


3/4  水曜日

曇のち雨  9℃/8℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売)、コマツナ収穫調整、カブ収穫調整、事務

 昨日はあんなに暖かかったのに・・・。最近はこんな天気の繰り返しですね。コマツナは1日1日天気の影響を大きく受けるため、昨日は凄く成長しましたが今日はあまり成長を望めません。今日から来週頭にかけて隔日で雨予報が出ているため、今週は成長を止めてくれるものと思われます。当園としては今はなるべく生育を落ち着けて、4月以降の給食へと回していくのが理想のため、毎日成長を見ながら収穫出荷の判断をしていきたいと思います。

 

 2月初旬から出し続けていたハウス生産のカブが間もなく採りきりとなります。この時期のカブは非常に出来が良く、初めて出荷してみた都内給食でも反応が良かったため来年以降も継続して給食用に生産していきたいと感じました。

 東京都内の給食の仕組みですが、優先度は自治体での地場生産→東京都内地場産→他県産の順となっています。当園は羽村瑞穂給食には第一優先で出荷することが出来ますが、その他の給食への出荷は当該地域の生産者が出荷している時にはそちらが優先となります。そのため、各地域の生産者が生産を出来ていないタイミングに出荷することがこちらにとっても、その地域にとっても生産する意味が高く、当園は今後東京都内給食の足りていない時期を埋める役割を担っていきたいと考えています。


3/3  火曜日

快晴   17℃/4℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売)、コマツナ収穫調整、ネギ収穫調整、育苗灌水、コマツナ播種、畑見回り、除草

 昨日の雨、寒さと打って変わり、今日はまたしても大快晴、暖かな1日でした。

 これまで出荷してきましたネギの畑が今週末から切り替わるとともに品種が変わります。夏扇4号という品種から羽緑一本太という品種に変わります。この時期からネギは一気にネギボウズを育て花を咲かせるように育ちます。その結果食べる部分の空洞化と硬化が進み、だんだんと出荷できなくなっていくのが例年だったのですが、昨年羽緑一本太を試してみたところ驚きの結果が出ました。羽緑一本太は4月まで育ててもネギボウズが出てこず、4~5月くらいまで柔らかい状態で出荷することができました。去年の経験から今年の作付けでは羽緑の量を増やして生産してきたため、当園ではこれからの時期でも変わらずに柔らかいネギを出荷し続けることが可能です。

 このように、野菜は品種選びによって生育や出荷に大きな影響がでます。実際に今年のように暖冬で暖かくなるのが早い年に、ネギボウズガ通常の時期に出てきてしまう品種を生産していた場合、今頃はネギゾウブ対策に追われ4月の出荷は難しかったように思います。これからもネギの都内給食への安定供給に向け、品種選びや生産方法について引き続き研究を繰り返していきます。


3/2  月曜日

雨  7℃/3℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売、企業食堂、食品加工会社)、ネギ調整、コマツナ収穫調整、ネギ播種

 大変暖かかった昨日とは打って変わり、今日は一日雨で凄く寒かったです。花粉症に気温の乱高下と、身体が弱まる要素が多い中でコロナウイルスの流行と、現在大変な危機なのではないかと感じています。新しいマスクは全然手に入りませんが、良質な食事と沢山の睡眠で自浄能力を高めることが一番と信じ、1日1日を大切に過ごすことを心がけています。

 

 この週末から種まきが佳境を迎えています。現在はキャベツとネギを育苗苗で、コマツナとカブは畑に直接撒いていますが、特にこの時期に集中するネギ・キャベツの種まきが量も多く忙しいです。

 

 1人当たり1時間で10枚程度しか進められない種まきを、平均1日30枚は進めなければならず、通常の出荷作業、管理作業と相まって忙しさを助長しています。4月初週まで続くこの忙しさが終わると次はキュウリとトマトの定植。それらが落ち着く5月からはこのネギとキャベツの定植作業にサツマイモの定植も加わります。これからの時期は冬場の出荷一本の時期とは異なり「育てながら販売する」ことがメインの時期になります。

 

 新年度は生産量が大変増える状況下で、人の入れ替わりもあり、野菜と人材とを上手く育てながら、日々の出荷作業をこなしていく。年々高度な仕事が増えてきて、組織として強くなり続けている近藤ファーム。新年度からの個々と組織の発展を楽しみに、年度末を乗り越えていきます。


3/1  日曜日

快晴  17℃/5℃

~本日のスケジュール~

出荷(小売)、ネギ収穫調整、コマツナ収穫調整、カブ収穫調整、カブ播種、育苗灌水

 今日は大変暖かな春の陽気。社長の剛さんとエースの親川君は花粉症で辛そうでした。

 給食の出荷はなくなりましたが、その分スーパーでの売上が伸び、そしてこの暖かさと相まって野菜の成長が著しく、細かな繁忙期の感覚があります。

 

 コマツナは日々追い上げるように成長しており、昨日今日明日で200キロ以上収穫します。市場に多く出回り価格が停滞していたネギも、徐々に価格が戻ってきており、販売数を伸ばしています。

 ウイルスに負けない強い身体づくりにとってネギは凄くお勧めで、実際に年明け以降ネギを出し続ける中で、気温の乱高下にもかかわらず当園では誰も風邪をひいておらず、免疫力が高まっていることを実感しています。今こそ地場産の新鮮なネギを大量に摂取することによって免疫力の向上に取り組んでみてはいかがでしょうか。