3月26日 日曜日
雨 12℃/10℃
春の定植開始
雨が続きそうな予報が出ていた直前に、今年最初の秋冬ネギの定植を行ってきました。
秋に採れるネギはこの時期から畑で育てます。春~初夏、梅雨時期でぐんぐん育ち、真夏は暑さに耐えて少しずつ育ち、秋にもうひと伸びして収穫に至ります。
ネギは生産のための工程が多いのが特徴。子の全ての工程のどこか一つでも半端になると良いネギになりづらく、とても繊細な野菜です。
これから半年以上、畑の上のネギの変化に目を凝らし、雑草や病害虫から守りながら大きく育てていきます。
3月24日 金曜日
曇のち雨 25℃/16℃
旬野菜、都内各地の店頭へ
春休みに入り学校給食はお休みに。新年度に向けて近藤ファームは、「旬」を大テーマとしています。
今はネギ、のらぼうな、コマツナが東京の旬。旬野菜はその季節に合っている野菜。季節に合っているということは育ちやすく、味わいも美味しいということ。
特に菜の花の季節の今、のらぼうなとコマツナは野菜本来の味がしっかりとして美味しい時期です。そして、葉物野菜は収穫からの日数が鮮度に直結するため、消費するまで日が短いことが望ましく、畑で収穫し買ってから口にするまでが短いことから東京で生産することが最も適した野菜です。
時期に応じた葉物野菜をたくさん生産し、学校給食でも食卓でも変わらずにあんしん出来ておいしい野菜を届けること。これを新年度のテーマにしています。
3月19日 日曜日
快晴 15℃/4℃
春休み、旬野菜を都内スーパーへ
暖かい日が続いたと思ったら、雨が続いて気温が下がったりと難しい春の天候が続いています。花粉が飛んだり、年度末で忙しかったりと免疫力が下がる時期。こんな季節は晴れた日はしっかりと日光を浴びて、毎日たくさん野菜を食べていっぱい寝るのが一番です。
最近の近藤ファームは種まき、畑への定植と、東京都内向けに旬野菜をガンガン出荷しています。袋詰めはもちろんこちらの包装機。
フィルムの大きさを野菜ごとに設定を変えて調整しますが、フィルムはこんな感じのロールで購入します。包装機の導入で袋詰め作業に革命がおこり、一層東京農業に向いている葉物野菜が作りやすくなりました。
給食農家、旬野菜農家としての新年度がとても楽しみです。
3月17日 金曜日
くもり 15℃/11℃
種蒔き続きの春
やはり春は種まきの季節。暖かくなっていく時期はひたすら種を撒き続けます。
こちらはネギの苗。近藤ファームではネギを夏の終わりから4月まで取り続けるので、種まきも2月から4月まで時期をずらしながら続けていきます。
この機械は発芽機です。種は一定の気温と水分と酸素が無ければ発芽しません。苗に種を撒いて水をやってあと定温管理を行い約3日ほどこちらで保管してからビニールハウスに移します。
3月15日 水曜日
快晴 18℃/7℃
年度最後の農園便り
東京都内給食に関わる皆様。今年度も本当にお世話になりました。2022年度はコロナ禍も3年目に入り、世の中的には暗いニュースも多かった1年でしたが、この年度末になり大分緩和されて、学校の現場も少しずつ変わってきた様子を、小学生のお子さんがいらっしゃる皆様から伺っています。
このコロナ禍3年間は、もちろん児童や生徒の皆様にとっても大変だったことと思いますが、現場でお仕事をされていらっしゃる皆様は気を遣わなければならないところがこれまでよりも多く本当に大変だったことと存じます。本当にお疲れ様でございました。
3月の畑は主に種蒔きと苗の定植がメインのお仕事です。のらぼうなやネギのようにこの時期でも旬の野菜はありますが、基本的に寒い冬を越えて春に収穫が出来る野菜は少なく、むしろ暖かくなる天候に合わせて種が芽吹き育っていく時期です。
新年度の近藤ファームはまた新しい挑戦を検討しています。これまで給食の出荷を大きな柱として、安全安心な野菜を東京都内の子どもたちに届けてきましたが、今年からはそれに追加し、旬の、「今だからおいしく今だから一層新鮮な野菜」を学校、小売店を通して食卓に届けていこうと計画しています。
毎年新しい取り組みを続けていますが、今年は来年以降に向けて一層大きなチャレンジの予定。ぜひお楽しみに!!!
3月14日 火曜日
くもりのち晴れ 14℃/6℃
トウモロコシすくすく
こちらも今年初挑戦、トウモロコシがすくすくと育っています。東京のハウスで作るトウモロコシの旬は5月。あと2か月ほど育てて収穫できるように育っていきます。
トウモロコシはこの大きさでもしっかりトウモロコシの見た目です。あのよく知っている葉っぱです。
どの野菜も種を撒いて芽が出、葉が見え始めるともう既によく知っているあの形になっています。動物では当たり前のことですが野菜でも一緒なんです。
トウモロコシも今年初めての生産。この後どんな風に育っていくのか、楽しみでいっぱいです。
今日の食育:野菜は芽も葉も知っているあの感じ
・トウモロコシの葉は小さいころからあの感じ
3月10日 金曜日
快晴 23℃/10℃
圧巻のらぼうな
今年初挑戦の、西多摩地域原産野菜のらぼうな。菜の花の一種です。
3月に入り先日から収穫が始まっています。初めて栽培したため実際どれくらい収穫できるのかと疑心暗鬼なところがありましたが、とんでもない量が収穫できております。のらぼうなさんごめんなさい。
さすがは西多摩地域原産野菜、とても新鮮な状態ののらぼうなが毎日永遠と言わんばかりに収穫できます。今は近隣のスーパーで出荷していますが、出せども出せども買って頂き、これもまた地元が故でしょうか。
今回こののらぼうなを生産してみて、「旬」の素晴らしさを実感しています。旬で今しか食べられないからこそ貴重で、今が旬だから一番おいしい時期で、旬だからこそ一番きれいな状態で沢山収穫することができる。
長所を最大限生かせる時期が旬であり、技術の進歩で年間を通して同じ野菜が作れるようになってきた時代ですが、やはり旬野菜を作った時の出来の良さにはかないません。
のらぼうなの旬は4月末頃まで。是非店頭にてご賞味ください。
今日の食育:旬
・のらぼうなは東京西多摩地域原産の野菜
・菜の花は芽を食べる
・のらぼうなの旬は3月~4月
・旬の時期の野菜は鮮度や張りが全然違う
・天候に合わせて自然にぐんぐん育つため生産しやすい
・季節ごとに野菜には旬があり、旬の時期こそその野菜が一番おいしい時期
3月8日 水曜日
快晴 21℃/7℃
各畑で着実に土づくり
先日までコマツナやネギ、サツマイモなどを収穫していた畑で緑肥を育てています。
野菜を育てた後の畑はその野菜を育てるために必要な栄養が抜かれた状態、畑のバランスが悪い状態になります。
緑肥はその名の通り、育てた植物を肥料とします。イネ科やマメ科の植物を使うことが多く、こちらはイネ科です。この後大きくなるまで育ててからトラクターで耕して土に混ぜ込みます。土の中で土の力で分解することで畑の養分を作り、畑の土を生き返らせます。
今日の食育:畑も人と一緒
・野菜を育てたあとの畑は栄養不足、その栄養を補うために緑肥を使う
・良い土を育てるためには、畑の養分になる植物を育てて、耕して土に混ぜ込み、緑肥を土で分解させることが必要。土は働き続けた結果強くなる
3月5日 土曜日
曇 13℃/7℃
今年初ネギ発芽
先日種まきをしたネギ苗が無事に発芽をし数日、着実に育っています。今年はネギ苗育成用に例年とは異なるハウスの設営をしており、全面に満遍なく水がいきわたるような配置を工夫しています。
この小さな芽ですが既にネギの香りがし始めています。この小さな状態から、いつも口にするあのネギになると思うと、成長、生命の力はすごいなあと、毎年この時期は感慨にふけっています。
今日の食育:ネギ苗は小さくてもネギ
・種蒔きの春、2月末から少しずつ暖かくなる時期は色々な野菜の種まきや苗の定植が続く時期です。
・この小ささでもネギの香りがし始めています。小さくてもネギはネギ
・これから半年程度で収穫できるようになります
3月1日 水曜日
くもり 19℃/4℃
初夏ネギ、順調に。
初夏、6月ごろから収穫予定のネギが順調に育っています。このネギは12月に畑に定植して以来、厳冬期を畑で越えるためにビニールトンネルで守っています。
ビニールトンネルの中は晴れると暖かくなるため、厳冬期を越えて着実に大きくなってきました。今の時期もまだ朝晩は冷えるため、あと1か月程度ビニールトンネルの中で育て、もう少し暖かくなったら全て外して草取りや病害虫対策などの管理作業が始まります。
寒い冬を乗り越えてきた初夏のネギは東京ではあまり生産されていません。学校給食に食卓に、沢山のネギを届けられるように引き続き良い生産を心掛けていきます。
今日の食育:初夏収穫ネギの特徴
・12月に苗を植えて一番寒い時期に小さな苗で畑に植わっているため、寒さ対策をしないと育たない
・4月ごろにビニールを剥がし、6月ごろから収穫できる
・東京では初夏~夏ごろのネギの生産が少ない